佐渡島で自然の中に生き野草とともに暮らす菊池はるみさん
先日の金曜日に、東京へ出張してきました。その日は泊まって、次の日の朝一で名古屋へ戻り打ち合わせという弾丸スケジュールで行ってきたのは「植物を語ろう2019関東新年会」。
石積みの仕事をしてくださる神谷造園の神谷さんに誘って頂いてお邪魔させて頂きました。
正直初めての会で回りに知っている方も一人もいない・・・
心細くて何度も帰ろうかと思ってしまった。
しかし、講演が始まるとその考えは一変!
めちゃくちゃ面白い!!!
今回の講演のスケジュールは二つ。
一つ目は菊池はるみさんのお話で、二つ目は食虫植物愛好家の木谷美咲さん。
どちらもとんでもなく面白い話で、これだけでも聞きにくる価値はあったと思いました。
内容はどちらも濃くて、とても一度ではお話しできませんので、今回は菊池さんのお話から。
菊池さんは生まれも育ちも佐渡島。
大自然の中で山と自然と一緒に育ったそうです。
お話の中であったのですが、佐渡島はとても植生が豊かで、島の中には沢山の植物が凝縮して生息していて多様性に溢れた面白い植生という事でした。
ガーデンドクター柴ちゃん、佐渡島は行った事がありません。
海外にばかり目が向いてしまって日本は余りどこへも行っていない・・・
北海道も沖縄も。
行かなきゃ!(汗)
そんな佐渡島で食べられる野草は糧葉(かてば)と言ってこのような種類があるそうです。
何も食べた事が無い!!!
ガーデンドクターとしては情けない限り。
今までガーデンドクター柴ちゃんがチャレンジしたのは
これくらいかな・・・やっぱり山に比べると採取できる物に限りがあるな・・・
菊池さんは自分の山だと仰っておられたので、本当にうらやましい限り。
やっぱり山が欲しい・・・
ここの糧葉で出てくるリョウブですが漢字で書くと「令法」。
昔は飢饉に備えて法律でこの葉っぱを植えなさいという事が決められていたそう。
だから令法。
ちゃんと変換でも出てきました。
知らない事が沢山あります。昔の人はえらいなあ。本当に。
菊池さんのお話によれば、佐渡島の人々はこのリョウブに何度も助けられて今があるというお話をされていました。
もしかしたら、佐渡島だけでなく、私の住んでいる名古屋市も。守山区もそんな事があったのかもしれません。
こちらは菊池さんが師と仰ぐ佐渡島の植物を研究された伊藤先生の一言。
まさにその通りだなと感じます。
ガーデンドクター柴ちゃんがこうしてこの仕事をしているのも完全に植物のおかげ。
将来的にはもっと緑に寄り添った生き方をしたいなと最近感じます。
そんなガーデンドクター柴ちゃんにとって菊池さんのお話は刺激が強過ぎた!
野草スイーツですよ!野草クッキーですよ!
たまらん!!!そう思ったら何と、試食を皆に配って頂けたのです!
野草クッキー美味い!
香りが素晴らしいです。
野草の香りと言うか、なんと言うか自然の香り。
米粉で作られた米粉クッキーですが、米粉との相性も凄く良かったと思いました。
あとで、買おうと思って行ったのですが、既に売り切れ・・・
かわりにクロモジのお茶を買ったので今度はそのリポートしますね!
菊池さんは普段の風邪予防にも野草を使っておられました。
というか、生活全てに野草を取り入れていた。
話を聞きながら「中々これは出来る事ではないな」と思ったのですが、身近にあるハーブでも何でもそれを取り入れて生活する事は出来る訳です。
ガーデンドクター柴ちゃんも、ミントやタイム。そしてローズマリーなど色々な伸びすぎたハーブを使って楽しんでいますが、もっと日本在来の遺伝子が慣れ親しんだ野草を生活に取り入れたら本当に豊かになれる気がしました。
まさにこの伊藤先生の言葉の通りだと思います。
これからの日本。
生活が何か変わっていく気がします。忘れていた何か。でも遺伝子が求める何かがここにある気がしました。
ガーデンドクター柴ちゃんも人間と自然を繋ぐ庭という物を通して、もっと自然浴生活を広めていきたいという願望を持って仕事をしています。
個人的には佐渡島に師匠が出来た気分です。もっと勉強したい!そして体感したい!とおもった素晴らしい講演を聴く事が出来ました。本当にツイてます!!!菊池さんありがとうございました!