食虫植物って知ってる?
皆様、食虫植物って聞いた事ありますでしょうか?
植物なのに昆虫などを食べてしまう植物の事です。
上の写真はウツボカズラと言って、東南アジアに自生しているつる性の常緑植物。
日本でも見る事は出来ますが、売っているのは余り見た事は無いかな。
植物園なんかにはあったと思います。
このウツボカズラは中に消化液が入っていて間違って落ちた昆虫などを溶かして栄養にしちゃうという、ちょっと聞いただけでは恐ろしい植物。
こんな植物の巨大なやつが待ち構えていて食べられそうになる。なんて、ドラえもんなんかにありそうな話ですね。
今回のブログで紹介するのはこのウツボカズラで作ったご飯。
トップの画像でガーデンドクター柴ちゃんがかじっている物です。
一体なに?と思われた方。私も一体これはなに?とかなりの衝撃を受けました!!!
まさか、この食虫植物を食べる日が来るなんて!!!
食虫植物愛好家の木谷美咲さんの講演の最初に出てきた衝撃のウツボ飯!
こちらが木谷さんの講演の題目で木谷さんがネペンテス(ウツボカズラ)とセファロタスを現地に見に行くというお話で、めちゃくちゃ面白かったです!
特にネペンテスを見にマレーシアに行った話は凄過ぎ!
こんな面白い事をしている女性がいるのだと本当に感心、そして感動しました。
自分の好きな植物を見に世界中を旅する。
なんて素晴らしいんでしょう!
でも、道中の大変な話は聞いていて心配になるほど。
特にヒルの話は背中ゾクゾクしちゃいました。
最初に講演された菊池さんも木谷さんも、二人とも本当にお奇麗で、とても野山を駆け回るタイプには見えない・・・
好きな事に命を燃やす姿をみて、自分ももっと感性に従って生きなければ!と何故かハッとしてしまいました(汗)。
そんな、講演でしたが講演の最初に出てきたのが衝撃のウツボ飯!
凄いビジュアル!
もう、これ見ただけで本当に東京に来て良かったと思いました!!!
こんな凄い物、うまれて初めて食べます(食べた事ある日本人本当に少ないと思いますが)。
こちらのウツボ飯。
先ほど紹介したネペンテス(ウツボカズラ)の捕虫袋にご飯を詰めて炊いて食べるというご飯。ウツボカズラが自生している国ではこれを利用してこのようなご飯を作っているらしいです。
よく考えたら、バナナの皮を使う様な物ですよね。
日本だったら竹使うかわりにウツボカズラな訳ですね。
そう考えたら不思議ではありませんが、ビジュアル的にはNo.1の衝撃度です。
今回は木谷さんが作ってきてくださったと言う事でしたが、結構作り方は工夫されたようで、試行錯誤の結果、このように上手に作れる様になったという事でした。
こんな感じで蓋まで付いています。
これだと、完全にウツボカズラだとわかる。
私はこれを頂いた後、次の日家までもって帰って、「お父ちゃん凄い物食べてきたよ」と言って子供に図鑑を見せながら説明をしました。
子供的にはまだ食虫植物の凄さがわからなかったみたいですが・・・
こちらは後ろの断面。
沢山の人が講演を聞きにきていたので、さすがに一人一ウツボカズラという訳には行きませんからウツボ飯をカット。裏側は奇麗にお米がカットされて、美味い具合に炊かれているというのがわかりました。
そして、実食。
美味しいです。
味はココナッツミルクの味がするので、南国を思い出させますが、ウツボカズラは何も邪魔していません。
香りが移っているとかも何も無い。
試しにウツボカズラ自体を食べてみましたが、これはどうやら食べる物じゃなかったらしい。
繊維質が結構凄くて、さすがに草の様な味がしました。
でも、中のご飯は普通のご飯です。
現地の人はこのように作って食べているんだなあと感動。
日本で言うチマキとか朴葉寿司とかそんな感じなのでしょうね。
良い体験させて頂きました。
しかし、木谷さんの話は更に凄くて、中に入っている消化液を飲んだんですって!
全然無味無臭で味も無かったという話でしたが、そのあと無性にお腹がすいたらしい・・・
食虫植物の消化酵素が影響したのかなあ、なんて話しておられましたが凄い体験だ・・・
飲んでみたい!!!
木谷さんありがとうございました!
凄い面白い体験をさせて頂きました!本当に感謝しています。
今年はガーデンドクター柴ちゃん野生にかえりたい願望が沸々と湧き出てきている予感です。
何しでかすやらわかりません・・・