前回は、というブログでした。
今回はお客さまからわんちゃんのおしっこ対策についてのお困りの声をいただいたので、それを解決するお話です!
わんちゃんのおしっこを壁にされる
今日、工事中のお客様からこんなお話をいただきました。
「工事中の壁とフェンスに散歩の犬がおしっこをかけるところを目撃してしまって・・・」!
何ですと!!!まだ完成もしていない外の壁とフェンスに?それは本気で困る。
いや、完成していたって困る。
ガーデンドクター柴ちゃんは犬が好き。いや、大好き。
環境が許すならば今すぐ速攻でわんちゃんをと暮らしたい気分ですが、飼い主の方!本当にそれはやめていただきたい。
お客さまのお家の近所は正直、いくらでも犬におしっこさせることができる環境。
なぜよりによって・・・怒りがこみ上げてきます。
電柱もなぎ倒してしまうほどの威力ががる。
そう考えると、これは真剣に取り組まなければならない問題です。
最も効果的な方法はわんちゃんにおしっこをさせないことを飼い主が徹底すること。
これはマナーです。
誰だって、自分の家におしっこかけれたら嫌でしょ?
しかし、もともとそんなマナーがある飼い主ならばそんなところで犬におしっこさせません。
それに、今の飼い主の方々はペットボトルに水を入れてお散歩の際持ち歩き、おしっこしたらかけて薄めています。
もちろんそれも壁にされたら嫌は嫌ですが、一応のマナーは感じられます。
犬だって我慢できない時もある。
仕方ないこともある。しかし毎日では壁の色も変わってしまうしフェンスも折れてしまう。
これはいけない!と思いましたので考えたところ、壁と道路との間に植栽できるスペースがあることに気がつきました。
ならば、ここに侵入ができなさそうな植木を植えるのが良いのではと思ったので、あたらめて合いそうな植木を調べてみました!!!
トゲトゲの植木は侵入防止に一番効く!!!
やはりトゲトゲです。
棘があれば、犬も人間も入りたくない。
犬は毛で覆われていますが、棘はやっぱり痛いはず。
そこで、庭に植える植木でよく使う棘のある植物を調べてみました。
①ヒイラギ
棘のある植物で真っ先に思い出すのがヒイラギ。
節分に柊にイワシの頭を刺した物を玄関に飾って邪気を払うというのは有名ですね。それだけ鬼も嫌がる物だということ。
写真はWikipediaからお借りしましたが、瀬戸で撮影されたものだそうです。よって、生育環境も問題なし。
大きくなる植木なので、生垣や侵入できそうな壁の下などに植えておくと効果絶大。
私はこのヒイラギの香りも大好きです。金木犀と同じモクセイ科なので非常に良い香り。でも、金木犀よりも圧倒的に上品です。
②ヒイラギナンテン
同じヒイラギの名前が先についていますが、こちらはヒイラギと同じモクセイ科ではなく、メギ科。
よって、ヒイラギほどは大きくはならないですが、年月が経てば2mくらいにはなります。結構それくらいのものもありますが、棘があるのは葉っぱだけなので、もっと小さく育てていくほうが良いかと思います。
メギ科なので、花もメギっぽいですよね。
ヒイラギと同様に常緑なのでずっとトゲトゲです。
③メギ
メギもよく使う低木です。
と言っても、普通の青葉はあまり使うことはなく、私は主に赤や黄色のはをもつメギをカラーリーフとして植栽帯の中で使うことが多いです。
しかし、メギはちょっと環境に対応する力が名古屋のあたりでは弱い気がします。
植えてから結構よく枯れる。
でも、一度ついてしまうとかなり旺盛に伸びもします。
メギの棘は結構鋭くて見えにくい。
私の庭にはかなり入っていますが、皆様気をつけてお手入れをお願いします!
④ボケ
もう少しで咲き始めるのがこちらのボケ。
今日も302号線の中央分離帯に植えてあるボケの蕾を確認して一人ほっこりとしておりました。
ボケは棘があるので今は中々植えませんが、棘の特徴を活かすというならば素晴らしい植木です。
何と言っても花が美しい。これが咲くと春だなあとガーデンドクター柴ちゃんは感じます。選定の際は結構棘が痛くて大変。
それだけにワンコも侵入しないかな。
ボケはカイガラムシが結構つきます。そして、そのあとにスス病も結構くる。
⑤ナギイカダ
これは結構珍しい植物です。葉っぱの先端だけに棘がついている。本当のことを言うと、木の葉のように見えるもの。実は幹で、葉っぱは退化して見えなくなっているそうです。
ハナイカダというはぱの上にかわいいはなを咲かせる植物があるのですが、それと同じように葉っぱ(のように見える幹)の上に花を咲かせ、ナギの木ににているのでナギイカダ。
実はこれ、柴垣グリーンテックにも植わっておりまして、かなり痛い。
成長も遅いので、それほど刈り込みも必要なし。痛いですが、オススメですよ!
この実も赤くて可愛いやつです。
と、こんな感じです。
これを早速お客様に提案してみようと思います。
これで何とか解決すれば良いのですが・・・