訪れた立志立命式
2019年3月24日に、私の経営の先生である佐藤元相先生が京都の河村能舞台で立志立命式に臨まれました。
聞き慣れない式だと思いますが、日本では古来より元服の時に“志”を立て、神に奉納するという儀式を1500年間行っていたそうです。
しかし、戦後その風習は廃れてしまいました。
志という言葉は分かるのだけれど、普段使っている人を見たり聞いたりする事は珍しいですよね。
戦後、この志に変わる言葉として、夢と言う言葉が良く使われるようになったそうです。
「私の夢はフェラーリに乗ることです。」
これはあってますよね。別にそんな夢があってもいい。大金持ちになるでも、海賊王になるでも、世界平和でも何でもよいです。
しかし、
「私の志はフェラーリに乗ることです」
これは明らかに違う。
めちゃくちゃ違う。名古屋弁で言うとでら違う。
日本人は感覚的に志と言う言葉が何かを知っているのだと思います。
それは今まで1500年もやってきたことだから。
しかし、言葉の定義は難しい。
こころざし
【志】
1.
こころざすこと。こうしようと心に決めたこと。 「―を遂げる」
2.
厚意。親切。
意味を検索するとこんな感じです。
でも、ちょっと違う気がします。1と2が絡んでいる気がする。
何のため・誰かのために自分の命をどう使うのか。
柴ちゃんが思う志はこのようなことだと思います。
佐藤先生の志は「中小企業を元気にする」。
今回、その志を立てた後、どの様にその命を使ってきたのかを立命式として神に奉納されました。
その式を見て、強烈に心を動かされた私には一つの疑問が沸いてきました。
「自分の志は一体何だろう?」
実はこれまでも、「志」については思う事がありずっと考えてきたのですが、答えはもやっとしたまま・・・しかし、この4月はずっと志の事が頭から離れませんでした。
願望の根元にある「志」
ガーデンドクター柴ちゃんは3つの願望を持って仕事をしています。
①庭づくりを通してイギリスで経験した豊かな庭生活を発信したい
②守山区から笑顔いっぱいの家・庭を増やし、守山区をガーデンシティにしたい
この3つの願望は、私がこれまでしてきた経験を通して感じてきたことです。
ならばそこをもっと深く見つめてみようと、4月はブログも止めて、自分の過去を振り返ったり、本を読んだりと時間を沢山使いました。
そこで出てきたのが
「自然の恵みを人間の生活に融合させることが真の豊かさ。その真の豊かさをエクステリア&ガーデンを作ることで広めていく」という志です。
最近、燻製つくりの為に庭に出たり、川へ行って子供達と魚を探したり、野草を集めて食べてみたりすると凄く心踊るのです。
正しくDNAが求めていると感じる瞬間!
この人間の生活に自然を融合させる喜びをお客様の庭を造ることで守山区から世界へ広めて行きたい。
やることは今までと変わらないかもしれません。
しかし、これからはこの志の為に人生の残された時間を使っていきたいと思います。
今回のブログ、奇しくも平成最後のブログになりました。
平成最後に志に出会えたことに感謝!
ツイてる!!