トキワヤマボウシは貴重な常緑株立ち樹形に仕立てる事が可能な植木
今回紹介するこちらの樹木。
名前はトキワヤマボウシです。
トキワというのは植木業界では「常緑」という意味で使われることが多いです。
他にはトキワサンザシやトキワマンサク。トキワイカリソウやシセントキワガキなどもトキワ が入っていますね。
なので、基本的には一年中葉っぱがあるタイプの植木で一般的には常緑樹と呼ばれる部類です。
常緑樹は日本にはかなりの数の品種があります。カシやモッコク、ゲッケイジュにマツ、マキ・・・・
昔の日本の庭(和風庭園)ではその7割くらいを常緑樹で作るのがスタンダードでしたが、時代が変わって造られる庭が変わってきました。
今は割合は逆転して落葉が7割くらいになってきたような気がします。
最近は一本でも緑量が多く見える株立ち樹形の木などが人気なのでその影響もあるでしょうね。
常緑樹に対して落葉樹の方が一般的には柔らかい印象です。
でも、やっぱり常緑樹でもさらっとして可愛い樹種がいい!
ということで、人気なのがシマトネリコやソヨゴです。
しかし、この2品種。
花が微妙・・・
シマトネリコは今花の時期で白いほわっとした花が咲いています。
ソヨゴは赤い実がつくので、その前に可愛い小さな花が咲きます。
咲くは咲くのですが地味。
綺麗に花が咲いていますね。
トキワヤマボウシの花。それはまさしくヤマボウシのような花なのですが、どちらかというとハナミズキの方が近い形かもしれません。落葉のヤマボウシはもっと先が尖っていて手裏剣みたいだもんな・・・
このようなことが起こると、植物は防衛本能で子孫を残そうとします。
そうするためには実をつけてタネを作る必要がある。
その結果たくさん花が咲くわけです。
今年は、ハナミズキも普通のヤマボウシもたくさん花が咲いていたような気がします。
何れにせよ、美しい花が咲き常緑。あまり虫も寄ってこないし手入れもそこまで頻繁にしなきゃいけないわけではない。
やっぱりおすすめですね。