前回は、【わんにゃんドーム2020】来年も出場決定!開催日は1月25日(土)、26日(日)!!!というブログでした。
今回はガーデンドクター柴ちゃんがデザインさせていただいた、「ふるさと名古屋レモン園」で実際に作らせていただいたお庭を可愛くするアイディアのお話です!
来場する人に楽しんでもらいたい!そして可愛いと言ってもらいたい!!!
ガーデンドクター柴ちゃんがデザインさせていただいた「ふるさと名古屋レモン園」。
早いもので、もうオープンから一年が経ちました。
今日はそのふるさと名古屋レモン園で実際に作らせていただいた「お庭を可愛くみせるアイディア」をご紹介!
こちらのレモン園。テーマカラーはもちろんレモン色。
周りのフェンスも白とレモンの黄色で作らせていただいて、全体的に統一感を出しています。
公共の場所ということもあって、デザインにはユニバーサルデザインが不可欠でした。
そのため、レモンじゃの周りもしっかりと車椅子が通れるように通路幅や素材などまで考慮してデザインされています。
公共施設って結構硬いデザインが多い。
安全性や持続性を鑑みてそのようなデザインになっている場合が多いのかなと思いますが、どうせならば「可愛い!」と言ってもらいたい!
ガーデンドクター柴ちゃんは考えました。
可愛いと言ってもらいつつ、安全で、なおかつ安価でできるもの。
「コンクリートしかねえ・・・・」
ガーデンドクター柴ちゃんの実験が始まりました!!!
まずは実験!考えを実証する!!!
今回のテーマは「レモン」。
レモン園にきた方が、床に型押しされたレモンを見て可愛い!と思ってもらいたい!
その一心で、実験を開始しました。
必要なものは本番とほぼ同じになるであろう素材。
本番は生コンですが、今回はインスタントセメントを発泡スチロールの箱に入れてそこに型押しをしてみます。
この発泡スチロールはお中元でもらったハーゲンダッツのアイスが入っていたものです。
丁度いい時期にありました。
基本的には実験の材料は100均で揃うがモットーのガーデンドクター柴ちゃんですが、今回は天が味方してゴミからゲット。
この発泡スチロールの蓋にインスタントセメントを入れて練ります。
そして、型押しで使うレモンの型。
今回は事務所にあったゴムのマットで作りました。
ゴムのマットはグレーチングのがたつきを直したりするときに使います。
レモン型の中にはたくさんホチキスの芯があるのが見えますでしょうか?
これがレモン特有のぶつぶつになればと思いパチパチやりました。
また、レモンじゃがいる円に続くアプローチの部分に散りばめる予定だったレモン色のタイルも実験ではめ込んでみました。
いざ実験!
そして実験です。
今回はモルタルなので、一定時間は手直しが効きますが、それでもいずれは固まってきます。
まずはレモンの型押し。
ぐっと押してみます。
レモンの表面になかなかよい模様ができました。
これは表面のセメントが型にくっついてきたのが残ってこのような感じになっています。
ここでわかったのはホチキスの芯が全く意味ないこと・・・・
やるならもっと大きなもので押さないとダメですね。
レモンの型は見事レモンのように見えます。
しかし、これだと段差に躓く人が出てくるかな・・・
ユニバーサルデザインの観点から、それはいかんな!と思いまして急遽新たなレモン型を作りました。
早くしなければ、セメントが固まっちまう!!!
大急ぎで作ったレモンの型は縁周りにゴムをくっつけてよりレモンの輪郭をはっきりさせるような型にしました。
更にタイルは問題なくモルタルに埋まりました。
一つだけ養生テープで表面を養生したものを作りましたが、養生しなくても全く問題なく施工ができることもわかりました。
やっぱり実験大事ですねえ。
今回は乾燥したこの型を職人さんにみてもらって実際に施工に臨んでもらいました。
こうすると職人さんも感覚をつかみやすいですよね!
現場は本当に綺麗に仕上がっていまして、いつもながら最高の出来です。
そして、レモン園で来場者の方が気がついて「これ、レモンだ可愛い〜」と言ってくれているのを聞いた時は本当に最高でした。
実験してよかった!
こうしたアイディアが出てくるのは正直かなり考えないといけませんが、それが我々デザイナーの仕事です。
レモン園では本当に良い仕事をさせてもらったと嬉しく思っています。
実はレモンじやの後ろに写っているのはガーデンドクター柴ちゃんの娘です。
こうして家族で楽しめる空間ができたことにも本当に感謝しております。
ツイてる!!!