道路からガレージに入る為に高低差を何とかしたい
こういうことってあると思います!
道路からガレージや駐車場へ入りたいけど敷地と高低差がありすぎるので何とか車がすらないようにしたい。
多分今回は、こんな困り事を解決しようと思って道路にコンクリートかモルタルを敷いたんじゃないかなという場所を見つけました。
赤い鉄板が敷地との境にあるU字溝をまたいでいます。
しかし、緑色の敷地の駐車場が高いのでもともとの道路の高さではちょっと難儀。
そこで、道路にオーバーレイ。本来オーバーレイとはアスファルトのうねりを直す為に表面を削って、その上にもう一度アスファルトを重ねる方法。
今回はもともとのコンクリートの上にコンクリートをのせています。
コンクリートは基本的に、骨材、粗骨材、セメント、水を混ぜて作るもので、これは中に入れる骨材が大きすぎると薄くコンクリートを打てないので骨材は小さめですね。
がっぽりと割れています。
下から見えているコンクリートは元々のコンクリートなのでしょう。
骨材が大きいのがわかります。
やっぱりコンクリートは薄いと割れます。
よく分かる写真ですね。
ここまで薄いと、中に鉄筋も入らない。
弊社では、コンクリート土間を打つとき、アプローチは70mm。駐車場は100mmの厚みを確保しています。
これは大手ハウスメーカーさんの仕様と全く同じ。
当然、中にはメッシュ筋が入っております。
ドライテックの場合は入りませんが・・・
こういった困り事は本当にどうしようもない。
元々のガレージの高さを確りと考えるのが大切といえば大切ですが、どうしようもないときも有るかもしれません。
でもたぶん、道路にオーバーレイするのは違法行為。
確りと最初から考えて設計したいものです。