ヤブランは宿根草花壇になくてはならない存在
今日ご紹介するのは、ガーデンドクター柴ちゃんの作るお庭には欠かせない宿根草「ヤブラン」のお手入れの仕方を紹介いたします。
ガーデンデザイナーそれぞれに使う植物のお気に入りはあるはず。
もちろん宿根草以外に一年草や球根植物を使う人も居るはず。
ガーデンドクター柴ちゃんが選ぶ植物は基本的に3つのポイントを抑えた植物である事が多いです。
①強い事(すぐに死なない・虫に食べられにくい)
②毎年勝手に花が咲くこと
③メンテナンスが楽である事(どこで切っても死なない)
この3つのポイントを押さえた植物を庭に使わせてもらう事が多いです。
実は、ガーデンドクター柴ちゃんが作るイングリッシュガーデンもこのような植物を応用した日本の気候に合うイングリッシュガーデンです。
なので、結構お手入れが楽とご好評頂いております。
そんなガーデンドクター柴ちゃんがほぼ毎回といっていいほど使う植物がこちらのヤブラン。
ヤブランはこのような細い葉が根元からたくさんシュッシュ出ている下草です。
これが非常に使いやすい。
ここだけの話、値段は安いし増えるし強いしいいところだらけです。
以前「フイリヤブラン Liriope muscari」をご紹介しましたが、それの兄弟というか親のような存在ですかねえ。
普通のヤブランもこれに似た花を咲かせます。
今日はこのヤブランのお手入れの仕方をお教えします。
冬か春先に古い葉を全部切ってしまおう!
私のオススメの方法は冬か春先に古い葉を全て切ってしまうという方法です。
今の時期(4月頃)にはヤブランの中心からニョキニョキと写真のように新しい葉が生えてきます。
これが大きくなってきれいな葉になります。
周りの葉は既に一年以上経過した葉なので、冬の寒さや虫害などでちょっと傷みがあったり、黄色くなっていたりしてあまり綺麗ではありません。
そこで中心の葉が大きくなってくる前に周りの葉をカットしてしまうのです。
凄いすっきりとしましたね!!!
写真はカットしてから1日か2日経った後です。
すぐにこうして伸びてきます。
これが大きくなると綺麗で素敵な葉が広がってきます。
すると、花壇にボリュームが出ていい感じに。
ガーデンセンターなんかへ行くとカラーリーフや花がついた綺麗な植物に眼が行きがちになりますが、こうした植物ばかりで構成するとごちゃごちゃした花壇になってしまいます。
そのため、実はヤブランのような植物の役割がかなり重要になります。
私はこのような基本植物で全ての下草の7割くらいうめる事が多いです。
実はこれが年月がたっても綺麗に見える花壇の秘密なのです!!!
今日はヤブランのお手入れ方法をお話しました!