駐車場コンクリートの目地は隙間があるものとないものがある
今日は駐車場コンクリートのお話。
日本の家庭で最も採用されている車用駐車場の床仕上げは多分コンクリート仕上げだと思います。
駐車場コンクリートは車を上にのせるので強度が必要で、何度も乗るので劣化しないのが良い。
更に、値段も安いという点から一般家庭で駐車場素材として採用されることが一番多いと思います。
しかし、このコンクリートですが、弱点があります。
それは引っ張りに弱いという点。
潰すように圧縮する時に比べて10分の1の力で壊れます。
そのため、この引っ張りに弱いという点をカバーするためにコンクリートの中に鉄筋を入れることがほとんど。鉄筋コンクリートですね。
私たちのような外構の専門店が工事をする場合は、こう言った点を考慮してコンクリートの中にメッシュ状の鉄筋を入れます。
こんな感じですね。メッシュ筋について詳しくはこちらのブログに書いてあるのでご覧ください。
こうして鉄筋を入れることによって強度は高まります。
しかしながら、コンクリートは外気温によって膨張と収縮を常に繰り返していますので、割れやすくなります。
それも、広い面積になる程割れやすくなる。
そこで、今回紹介するようなコンクリート目地を入れることによりコンクリートの面積を一つ一つ小さくして割れを防止します。
上の写真はコンクリートに隙間を設けて面積を小さくしています。
また、隙間を作らずに伸縮目地を入れて作る場合もあります。
これは隙間を作らない場合の施工例ですね。
また隙間を作らない場合は伸縮目地の他にレンガなどで目地を作る場合もあります。
こう言ったものですとコンクリート自体に隙間ができずに使いやすいかもしれません。
また、隙間がないことでこの隙間にゴミがたまらないというメリットもあります。
でもレンガや天然石で目地を作ると値段は高くなるかもしれませんね。
コンクリートの隙間があれば植物も入れられる
コンクリートの隙間があれば写真のようにグリーンを植えられます。
これはデザイン的にも素敵になるし、見た目も良いですよね。
しかし、こうした隙間にはゴミがたまるということもあります。
コンクリートの目地は人工芝になっています。
この隙間にゴミがすごく溜まっています。
もちろん、隙間があるとこうなることはしょうがないですね。
でも、人工芝だと余計汚く見えるかな・・・
最後になりますが、目地を作るか作らないか。
隙間を開けるか開けないか。
これはしっかりと考えた上でデザインをしていくと良いですよね。