【駐車場のコンクリートの隙間は何がいい?】 2020-4-15

駐車場のコンクリートの隙間を人工芝で作ってあるとこうなるかも!
駐車場のコンクリートの隙間を人工芝で作ってあるとこうなるかも!
皆様こんにちは!名古屋市守山区で外構と庭の専門店をしている、イギリス帰りのガーデン&エクステリアデザイナー『ガーデンドクター柴ちゃん』がお送りする柴ちゃんブログ。

 

前回は、【ラナンキュラス】庭に植えると折れやすい。折れた花はこう使おう!というブログでした。

 

今回は駐車場コンクリートの隙間のお話です。

駐車場コンクリートの目地は隙間があるものとないものがある

駐車場のコンクリートの目地が砂利の場合
駐車場のコンクリートの目地が砂利の場合

今日は駐車場コンクリートのお話。

 

日本の家庭で最も採用されている車用駐車場の床仕上げは多分コンクリート仕上げだと思います。

 

駐車場コンクリートは車を上にのせるので強度が必要で、何度も乗るので劣化しないのが良い。

更に、値段も安いという点から一般家庭で駐車場素材として採用されることが一番多いと思います。

 

しかし、このコンクリートですが、弱点があります。

それは引っ張りに弱いという点。

潰すように圧縮する時に比べて10分の1の力で壊れます。

 

そのため、この引っ張りに弱いという点をカバーするためにコンクリートの中に鉄筋を入れることがほとんど。鉄筋コンクリートですね。

私たちのような外構の専門店が工事をする場合は、こう言った点を考慮してコンクリートの中にメッシュ状の鉄筋を入れます。

駐車場コンクリートに入れるメッシュ筋の写真
駐車場コンクリートに入れるメッシュ筋の写真

こんな感じですね。メッシュ筋について詳しくはこちらのブログに書いてあるのでご覧ください。

 

こうして鉄筋を入れることによって強度は高まります。

しかしながら、コンクリートは外気温によって膨張と収縮を常に繰り返していますので、割れやすくなります。

 

それも、広い面積になる程割れやすくなる。

 

そこで、今回紹介するようなコンクリート目地を入れることによりコンクリートの面積を一つ一つ小さくして割れを防止します。

 

上の写真はコンクリートに隙間を設けて面積を小さくしています。

 

また、隙間を作らずに伸縮目地を入れて作る場合もあります。

 

駐車場コンクリートの伸縮目地
駐車場コンクリートの伸縮目地

これは隙間を作らない場合の施工例ですね

また隙間を作らない場合は伸縮目地の他にレンガなどで目地を作る場合もあります。

コンクリートの目地をレンガで作ると可愛くなる
コンクリートの目地をレンガで作ると可愛くなる

こう言ったものですとコンクリート自体に隙間ができずに使いやすいかもしれません

また、隙間がないことでこの隙間にゴミがたまらないというメリットもあります。

でもレンガや天然石で目地を作ると値段は高くなるかもしれませんね。

 

コンクリートの隙間があれば植物も入れられる

コンクリートの隙間があれば植物を植えることができる。
コンクリートの隙間があれば植物を植えることができる。

コンクリートの隙間があれば写真のようにグリーンを植えられます。

これはデザイン的にも素敵になるし、見た目も良いですよね。

しかし、こうした隙間にはゴミがたまるということもあります。

人工芝の目地に溜まった落ち葉
人工芝の目地に溜まった落ち葉

コンクリートの目地は人工芝になっています。

この隙間にゴミがすごく溜まっています。

 

もちろん、隙間があるとこうなることはしょうがないですね。

 

でも、人工芝だと余計汚く見えるかな・・・

 

最後になりますが、目地を作るか作らないか。

隙間を開けるか開けないか。

これはしっかりと考えた上でデザインをしていくと良いですよね。

以上、今日も良いブログが書けました!皆様のお陰です。ありがとうございました!!!
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