前回は、愛知県 N様邸から頂いたアンケートを公開させていただきます!というブログでした。
今回はYKKAPエクステリアスタイル大賞2018で全国銀賞を頂いたエクステリアリフォームの施工例のご紹介です。
Before エクステリア施工前 立派な数寄屋門が施工された和風のお家
本日のブログはYKKAPエクステリアスタイル大賞2018で全国銀賞を頂いたT様邸の施工例。
弊社インスタグラムでは施工例としてあげさせていただいておりましたが、施工例はまだでしたので今回まとめさせていただきます。
T様のお宅は以前、お兄様のお家のお庭を施工させていただきました。
今回はお兄様から紹介でこちらのお家のエクステリアリフォームをさせていただく事になりました。
しかし、訪れたときに「こんな立派な数寄屋門壊していいのか・・・」と思うほど現状が立派。
自分でここまで立派な和風の数寄屋門を作ったことがないので、正直もったいないという気持ちのほうが当初は強かったですが、お施主様の「この和風の感じが嫌」というご要望から、モダンになる門周りのリノベーションデザインを行いました。
リノベーションの際、いつも気にかけなければいけないことは「今現状ある素材をどこまで次のデザインに活かせるか」。
今回は既存門塀と階段まわりをそのまま使用し、次のデザインに活かしました。
しかし、ここで肝心なのは元々のデザインと新しいデザインの繋がりと見せ方。
新旧の二つが違和感なく共存することが大切。
デザイナーの力量が問われますが、これが一番のポイントになります。
After RCガレージと既存和風構造物をつなぐ門周り
こちらがリノベーション後の全景です。
新築のRC造ガレージとRCでフレームを作った門周りです。
階段とその前のコンクリート土間の部分は既存のままですが、空間が違和感なくつながりました。
実はこういったエクステリアリノベーションで重要な役割を占めるのが植栽。
いわゆる植木です。
今回、お客様と一緒に植木を見に行かさせていただいたのですが、私がメインに選んだのはこちらの4.5mはあろうかというアオダモの株立ち。山採り樹形は自然でやさしい。
RCのモダンな表情にとてもよくあいます。
しかしながら、選んだ時のお客様の反応は「こんなに大きな植木を選ぶの?」という感じでした。
私にはこれだ!という確信があって買わせていただいたのですが、普段植木を選ぶことのないお客様には衝撃的だったようです。
あと、逆のサイドに植えさせていただいた常緑株立ちのシマトネリコ。
これもかなりのポイントです。
こちらは、既存の塀とのクッションになる植木なので、既存塀を隠して和らげる存在になります。
また、門扉はYKKさんのシャローネ門扉。
この重厚感に合うのはこれしかないという門扉ですね。
ライティングで夜も素敵なエクステリアに
ライティングは重要な要素です。
私のデザインさせていただくお庭にはほぼ必ずと言ってよいほど、ライティングを設計させていただいております。
今回もライティングによってRC躯体の線の美しさや、既存の階段の豪華さが際立つ素敵な空間が浮かび上がってきました。
施工から2年が経ちましたが、訪れるたびに素敵さに驚きます。
自分で設計したくせに(笑)
本当に素晴らしい体験をさせていただました。
T様感謝いたします!!!
次回は、こちらの中のお庭をご紹介させていただきたいと思っております。
ぜひご覧ください。