冬の寒さに弱い植木もある
冬ですね!寒い。今日明日で寒波が来るということで皆さま注意しましょう。
特に東北の方。すごい地震が来まして大変な時なのに・・・お見舞い申し上げます。
ガーデンドクター柴ちゃんは冬生まれなのでそこまで寒いの苦手ではないのですが、やっぱり寒すぎるのは・・・それは植木も一緒です。
上の写真は以前、名古屋市東区にある徳川園で撮ったソテツの写真ですが、コモ(シート状のワラ)でぐるぐる巻きです。
これは寒さに弱いとされるソテツを守るために冬に入る前に行う養生です。
これが、本当に大変で・・・修業時代何度もやらせていただきましたが、手にソテツの葉っぱが刺さってほんとうに痛い。
今日紹介する方法ソテツは無理ですが、大事にしている若い苗木などには結構効く方法ではないかなと思っています。
まあ、完全な思い付きなのですが(笑)
大事なピタンガちゃん!葉っぱの色が赤くなって・・・
本日養生するのはこちらの植木。
去年植えました「ピタンガ」という植木です。
この植木超レア植物です。以前、園芸家の皆さんの集まる会にお邪魔させていただいたときに教えていただいた、「最高に美味い実のなる植木」という話の木。
昨年、やっと手に入れまして事務所に植えております。
移植予定なのでポットのまま植えておりますが、この子の葉っぱの色が冬になって赤くなってきました。
植え付け直後は葉も少なかったのですが、その後ぐんぐん伸びて安心しておりました。
しかし!冬になて葉っぱがだいぶ赤くなってきた。
実はこのピタンガ、冬はちょっと弱いと聞いておりましたのでいつかは養生をと思っておったのですが、なかなか強そうな感じでこのまま行けるんじゃないか?と思ったので放っておりました。
しかし、昨日見たら結構葉っぱが落ちてた・・・
このまま冬を越して、環境に適応させるというのも一つの手ですが、去年までの環境もわからないし、来年はその超絶美味といわれる実を食べてみたい!という欲望が勝ちましたので、養生をしようと思い立ちました。
しかし、時はすでに2月半ば。
遅いかな・・・まあ、やるだけやってみよう。
ということで、思い対が方法がこちら。
材料はビニールのごみ袋と紐のみ!10円位かな?
これが今回使用した養生の材料です。
ビニールのごみ袋と麻紐。
紐はなんでもよいです。ビニールひもでも。
ドライバーが一緒に写っていますが、これはビニール袋に穴をあけるため。
ドライバーでビニール袋の口の方に穴をどんどんあけていきます。
千枚通しよりも穴がひろくなるのでドライバーくらいがよさそうですね。
穴が広いと後から通す紐が通りやすいです。
紐を通しました。
穴が大きかったので結構簡単に行けました。
この紐を縛ると口が閉まるというわけです。
でも、こういうひも付きのビニールごみ袋ってありますよね。
今唐突に思い出しましたが、イギリスのごみ袋が確か紐付きだった。
あれ、便利ですよね。
あ、これですぐできたな・・・
そして、1280円で90枚なので一つ14円くらいの計算。
これのほうがお得かも。
まあ、今回の方法ならば大きなビニール袋を使えばもっと大きなものでも養生できる可能性があるのでよしとしましょう!
寄り道しましたが、できたビニール袋を植木の上からすっぽりとかぶせて紐を引っ張って縛れば完成。
最初はかぶせるだけでも完結するかと思ったのですが、さすがに風で飛んでいく。
やっぱり紐のひと手間が必要でした。
これで完成です!
いやー。簡単。ソテツに比べたらものすごく簡単。
実はこれを思いついたのはクリスマスくらいの時期で、白いビニール袋にして雪だるまっぽくしたらどうだろうとか考えていました。
やっぱりビニール袋の表示が微妙ですね・・・
名古屋市の事業系のごみ袋です。
柴垣グリーンテックはしっかりと事業用でゴミ捨ててますよ!
いやあ、来年が楽しみですね。
コロナで世間は暗くとも、春は必ずやってくる!!!
自然には本当に感謝しかありません。