トイレ掃除で使うサンポール
先日、テレビを見ていたら凄腕家政婦さんが台所にある食酢を使って風呂場の水垢をピカピカにしているところをやっておりまして、これはもしかしたら外構や庭の掃除にもにも使えるのか?と思ったので、さっそく実験してみました。
食酢といえば酢酸。酸ですね。
酸性とアルカリ性。
この辺りは中学校で習うのかな?あれ、小学校?
リトマス紙とか使うところだと小学校かもしれませんね。
酸性にアルカリ性を混ぜると、性質が柔らかくなってくる。中和です。
凄腕の家政婦さんは食酢を使っていましたが、私はこれを使いました。
サンポールです。
外構業者には必須の掃除洗剤といっても過言ではありません。
先日倉庫を掃除したら10本くらい出てきました・・・
どれだけ使うんや・・・
実は外構で使うものでアルカリ性のものがあります。
それはセメント。
セメントはかなり強いアルカリ性で、モルタルやコンクリートを作るときも手で触るとすごく手があれます。
そんなセメント系の汚れをおとす時にサンポールは超有効。
しかし、コンクリートについた汚れにきくのかはわかりませんでしたので、実験をしてみました。
コンクリート、砂岩、人工木の三か所で実験
今回実験したのはコンクリートと砂岩と人工木。
コンクリートは赤いビー玉のあたりを。
砂岩のコッツウォルドストーンはフライングでサンポールかけた画像になってしまいました。
そして、最後が人工木。
ここにサンポールをかけます。
しかし、かけるだけでは効果が薄い!
ここで凄腕家政婦の技を参考にして、かけたサンポールの部分にラップをかけました。
こうして、サンポールが暑さですぐに蒸発してしまわないようにしました。
しかし、あまりに置いておくと忘れそうなので、他の掃除を終える15分後にラップをとりました。そして、洗浄です。
洗浄といっても、ホースで水をかけるだけ。
シャワーノズルをジェットにして。
サンポール15分漬け置き洗浄でどれだけきれいになったのか?
さあ、さっそく結果発表です。
まずはコンクリート!
これは明らかにきれいになっていますね。
わかりやすいように赤いビー玉の周りだけやったので、この周りだけが白くなっているのがわかるかと思います。
ちょっと気になるのが、周りに少し黄ばみっぽい色が見える事。
これは何だろう?
いつもは高圧洗浄だけで行うのですが、高圧洗浄の前にサンポールをかけておくとさらに効果があるかもしれませんね。
汚れから考えると、酸が反応したということになると思うので、この汚れはもしかしたらコンクリートのアルカリと結合した汚れなのかもしれませんね。
これは一番効いたような気がしますね。
元と比べると格段にきれいになっています。
もしかしたら、砂岩のコッツウォルドストーンは汚れが付きやすいので、掃除すればきれいになりやすいのかもしれせんが、かなりきれいになっています。
でも、あまりやると石が溶けるかもしれません。
注意しながらやっていただければと思います。
そして、最後は人工木のウッドデッキ。
これは効きませんでしたね~。
全く変わりがない。
良そうですが、こういった外で使う工業製品は酸、アルカリと性質が偏ると雨や空気中の埃やチリなどの性質と反応してしまうので、中性に保っているのではないかな。
そのため、アルカリ汚れもつかない。
というか、このデッキにつく汚れは基本的にコケっぽいものです。
高圧洗浄が抜群にききます。
今回は、はっと思い付いた実験でしたが非常におもしろい結果になりました。
また、別のものでいろいろと試していきたいと思います。