自転車が倒れてしまうのでどうにかしたい
先日、弊社お客様からこのような質問を頂きました。
「自転車を停めるところが坂になっていて、停めておくといつの間にか倒れてしまっています。何か倒れなくする方法はないでしょうか?」
上の写真はイメージ写真ですが、家の駐輪場って大体こんな感じになっている事が多くありませんか?
サイクルポートと呼ばれる屋根がついていて、その床はコンクリートで仕上げてある。
最も快適な駐輪場の形だと思いますが、いつの間にか自転車が倒れてしまう。
その原因は強い風で倒れると言う事が一番の原因だと思うのですが、それを助長しているのがコンクリートの床です。
実はコンクリートの床は基本的に斜めに勾配をとってあるのです。
理由は水を逃がす為。
コンクリートは基本的には水を通しません。
その為、平坦でフラットに仕上げをすると水が溜まってしまいます。
せっかくの駐輪場。わざわざ屋根がついているのに雨が溜まってビタビタでは本末転倒ですね。
その為に、コンクリートで作る床は水勾配という勾配がついています。
しかし、当然フラットでない面に自転車の車輪があれば倒れやすくなってしまいます。
これは、勾配の加減やそのサイクルポートがある場所の風の通り方などでかわってくるので全ての場所で倒れやすさはかわってきます。
では一体どうすればよいのか?
その場合は道具の助けを借りると良いとおもいます。
サイクルスタンドを設置する
サイクルスタンドって基本的には自転車の前輪を隙間に挟むものかな。
駅などの駐輪場にあるのをよく見かけますね。
アマゾンでサイクルスタンドを検索すると沢山出る。
こんなに種類があるんだと驚きますが、それぞれに設置方法、設置場所など色々なので自分にあったものを選んでください。
基本的に駐輪場はコンクリートの床である事が多いので、そこに設置するためにはアンカーを入れるためにコンクリートに穴をあけたりしなければいけなくなると思いますが、自分で施工となると結構ハードルが高い。
商品によっては両面テープで大丈夫とか書いてあるかもしれませんが、やはり強度を出すには確りと取り付けること。ちょっと両面テープでは不安が残りますね。
両面テープでも、アンカーでも基本的には設置面が堅くて平坦な事が重要。
設置面に確りとくっついていれば、強風でも中々倒れないはずです(商品によると思うのでその辺りは説明書を確り読んでくださいね)。
これが、土だと中々むつかしいですよね。
その為に、私が考えた方法がこちら。
土の中にサイクルスタンドを取り付けたU字溝の蓋を埋める
この時は土の中にU字溝の蓋を設置しました。
U字溝の蓋はかなりの重量があります。
ひっくり返そうと思っても中々出来ません。
車が乗れるコンクリートのU字溝蓋(JISA5372 3種41.2cm×50cm×厚み9.5cm守山区の志段味地区の区画整理地で使用する蓋と同じ)の大きさで重さが34kg。
ママチャリの平均的な重さが18.5kgらしいので、その差は15.5kg。
更に蓋は土の中に埋まっていますから、かなり倒れにくいはずです。
土だとこのようなサイクルスタンドは設置し難いので考えて作ってみました。
こちらは砂利の中に設置しました。
この写真のように隣が斜面の場合は自転車が転倒したとき被害が大きくなるので、考えながら作っていただきたいですが、ここでは転倒して困るなどのお話は頂いていません。
このようにアマゾンでもたくさん売っていますので、ご自分の用途、趣味に合ったものを選んで説明書を読んで確り設置してくださいね!自分で出来ない場合はプロに頼むのが良いと思います!