1期外構工事で外周ブロック造成で気を付けた方が良いこと
今日のお話は1期外構工事で気を付けた方が良いことです。
1期の外構工事は家を建てる前に行う、外周ブロックを作ったり土地の造成をしたりする一番最初の工事。
この1期外構工事は基本的に何よりも先に行う工事の為、家の間取りや家の詳細などを決めきる前(家の打ち合わせの最中)に行われることも多いです。
そうなると、当然2期の外構工事の計画・プランなどはまだ遠い先の話で、何も話が決まっていない前に
「とりあえず、早く造成しないと家が建ち始められない」
ということで、家の宅盤(設計GL)よりも10cm程度高くしてとりあえずブロック積を始めるという場合が少なくありません。
何度も申し上げますが、これは非常にモッタイナイことを生むケースがあります。
それは、2期外構工事でやりたいことが1期工事でブロックを積んでしまったせいで出来なくなる。もしくは、やり直しをしなければいけなくなる可能性があるということです。
簡単な例えをすると、「目隠しの背の高いフェンスをしたいけど、ブロックを積んでしまってあったから、ブロックの手前に作らなきゃいけなくなった」などというケース。
これは元々考えてあれば、背の高いフェンスを施工できるだけのブロックを積んでおくということもできるので、回避できるケースもある。
私の家の場合は、1期外構工事前に2期外構工事のプランを考えてあったので、あとで出来なくなるということを避けるために1期工事で幅の広いブロック積をしていたりブロック積の背の高さを考えてあったりしました。
あと、もう一つ多いのが境界ブロックにくっつけて施工することが多いカーポートやサイクルポートの基礎が境界ブロックの基礎に邪魔されてしまうというケースです。
この場合、ほとんどのケースで境界ブロックの基礎を壊して柱をたてます。
これでは、境界ブロックの性能も保たれないし、カーポートやサイクルポートの基礎をきっちり作るのが大変になる(かなりサイズが大きい)のでカーポートの柱が入るくらいの大きさを壊して柱を入れようかということになる。
これでは、カーポートやサイクルポートを安全に施工することができなくなります。
そのため、最初から柱の来る位置をあけておくことが重要となります。
上の写真はブロック積の基礎コンクリートを打つ前の写真です。
ブロック積基礎の幅や深さなどを確認するため写真を撮っていますが、右下の部分。
これは一時工事の時にやっておいた方が良いかなと思います。
これをしていないと後で柱をたてるときに基礎を壊すということになる。
次はブロックを積むときに重要になるのが、ブロックの中に電気の線などの配管を入れる事。
私の自宅の場合は境界ブロックに電気自動車用の200Vコンセントを3か所付けました。
私がリーフに乗っているうえ、これからもう一つの車も電気自動車になる可能性もある。
その為、境界ブロックはコンセントから漏電しないように背を高くしましたし、どの高さにコンセントを持ってくるのかも事前に指示。
今はサイクルポートも200Vコンセントも快適に使用しております。
これも、早い段階から外構計画を考えていたからです。
上志段味で新しいお家を建てる方にも早めに外構計画を考える事をお勧めいたします!