前回は、【LIXILエクステリアコンテスト2021】初全国入賞!ヒルトンで表彰式だ!と思ったら・・・というブログでした。
今回はそのリクシルエクステリアコンテスト2021で銅賞を頂いた名古屋市天白区で施工させていただいた住友林業さんのおうちのエクステリアリフォームです。
Before エクステリアで起こる様々な問題がお客様を困らせていた
今回ご依頼いただいたのは住友林業さんのお家の外構リフォーム。
お家は外装をやり替えたり家の中に手を入れたりして快適にお住まいでしたが、外構では沢山の問題を抱えておられました。
問題の中心は見た目というよりもむしろ機能的な問題。
一番心を痛めておられたのは駐車場の水はけの問題でした。
こちらの駐車場ですが、見てもらうと床に黒い部分が多くなっているのがわかると思います。
これが前面の歩道から流れてきてしまう水の跡です。
この駐車場は奥に2台車が停められるような縦長タイプの駐車場。
しかし、測ってみると奥までほとんど勾配がない・・・
この状態で雨が降ると奥まで水が溜まってしまって、中々水がはけていかなかったそうです。
一応、2台分の駐車場のの真ん中辺りに排水溝が設けてありましたが、勾配があまりないので完全な役割は果たせていなかったようでした。
また、2台分の駐車場の奥と手前で違う種類のカーポートが二つ設置してあり、途中から雨が降りこんできたり見た目もバラバラだったりで、100%機能的にも満足できるわけではありませんでした。
また、段差のある門扉前の階段が奥へバイクを入れる支障になっていたり、20年経ち大きな音を立てて開閉するオーバードアだったりと、そろそろリフォームしたいなと思っていた時に弊社を探していただいて、ご連絡を頂きました。
After ファサード前面リフォーム&駐車場は透水性コンクリートのドライテックで
エクステリアファサードは門塀からやり替えました。
デザインは住友林業さんのお家に合うように大人っぽく高級感のある仕様に。
色のバランスには特に気を使いましたが、リクシルさんの製品である門扉、オーバードアを木彫にその高さに合わせて作った門塀には大判のタイルを使用。これで一気に高級感が出ますが、大切なのは花壇では別のタイルを使うこと。
全て同じタイルを使ってしまうと全体的に大味なデザインになってしまうので、手間とお金はかかりますが花壇には細かいタイルを使い、笠木を黒色でぐっと締める。
黒は家全体のサッシに使われている色でもあるので統一感も出る。
そして、このファサードのデザインのしめはプラスGのフレーム。
奥のカーポートを目立たせないという効果もあるのですが、これがあるだけで全体がぐっと締まってきます。
この効果はライティングをした時もよくわかります。
それにしても、ファサードの見た目がガラッと変わり別の家のようです。
お客様からも
「来客した人が、外構が変わりすぎて家が見つけられなかった」
という、とても嬉しいお褒めの言葉を頂きました。
そして、お客様を困らせていた水の侵入問題ですが、駐車場コンクリートを透水性コンクリートにすることで解決しました!
ポイントは全てのコンクリートを壊さなかったということです。
リフォームは新築工事よりもお金がかかります。
それは既存の物を壊して捨てるから。
壊して捨てる部分が少なければ少ないほど、リフォームの値段は下がってきます。
ですので、水が侵入してくる入り口の部分は壊してすべてドライテックにやり替え。
その奥で勾配のとれていたコンクリート部分は壊さずにそのまま使いました。
また、今回はカーポートもすべてやり替えて頂いたので、柱が新しくなる部分も基礎を作らなければいけないのでやり替えました。
これで、駐車場は水問題とは無縁に。
お客様からは
「雨が降っている日でも足元が濡れることはなくなりました」
と嬉しいお言葉を頂きました!!!
さらに門扉の奥へ続くアプローチの部分もドライテックにしたことで柔らかなスロープなり、奥に入れるバイクもスムーズに駐車可能に。
Before→Afterが本当に劇的!!!
お家の姿が本当に素敵になりました。
これぞリフォームの醍醐味ですね!!!
リクシルコンテスト2021で全国入賞も本当にうれしく思います!なんといったって0.7%の狭き門。
S様本当にありがとうございました!!!
以上、今日も良いブログが書けました!皆様のお陰です。ありがとうございました!!!