日本建築エクステリア建設業協会から届いた封書
先日ポストを開けてみたらこんなものが届いておりました。
弊社の所属するJPEX「公益社団法人日本エクステリア建設業協会」からです。
この協会は簡単に言うと、「エクステリアちゃんと作ろうぜ!」と言う協会。
弊社もずっと長い間所属しておりまして、エクステリアの安全には気をつけております。
一体何かと思ってあけてみると・・・
建築物防災週間のポスターでした。
あ、良く見たら3/7日で防災週間は終わっていた・・・
いや、大事な事は防災週間では無い!その意識を持ち続ける事や!
と、ちょっと言い訳しますが、本当に常に安全を意識してエクステリアを作ることこそ何よりも重要な事ですよね。
ブロック塀の点検も忘れずに
結局大切なのはこれです。
我々エクステリア業界に関係して、地震が来た時に大きな被害が出るもののひとつにブロック塀があります。
安全につくる事は当たり前なのですが、これが出来ていないエクステリア業者さんの多いことといったらありません。
私は、色々とお客様とお話をさせていただいて、お客様が持ってきてくださる他社さんの図面などを見る機会は多いのですが、控え壁を考慮していないブロック塀の何と多いことか!
もちろんそれが、控え壁の要らない構造でつくれる強固なものや軽いものであれば問題ないかもしれませんが、普通ブロックで作られた塀・・・
普通に大手ハウスメーカーさんでエクステリアを考えていますと言う方でもそのような場合は有ります。
怖いです。怖すぎます。
これは設計上の問題なので、これから設計者が一丸となって取り組んで行く問題なのですが、既に日本には出来てそこに存在しているブロック塀が物凄くたくさんあります。
今回はそのブロック塀が安全かどうかチェックする事が出来るサイトの情報もポスターに載っていました。
上の2次元バーコードをスマホのカメラなどで読み取っていただくと、「耐震支援ポータルサイト」へ飛びます(リンクからもいけるようにしておきました)。
中にはブロック塀の所有者向けのチラシと、施工者向けのチラシのサイトがあります。
一般の方は所有者向けのほうをクリックしてくださいね。
チラシの中身は簡単に説明すると、安全点検の方法などが載っていたり、相談窓口がのっていたり。
ブロック塀を所有している方は是非みていただきたい内容になっています。
こちらはJPEXからの冊子に載っていた内容です。
国土交通省が発信するブロック塀等の点検チェックポイント
①塀は高すぎないか(塀の高さは地盤から2.2m以下か)
②塀の厚さは十分か(塀の厚さは10cm以上か。塀の高さが2m超2.2m以下の場合は15cm以上)
③控え壁はあるか 塀の高さは1.2m超の場合
④基礎があるか(コンクリートの基礎があるか)
⑤塀は健全化(塀に傾き、ひび割れは無いか)
この先は専門家に相談しましょうと書いてありますが
⑥塀に鉄筋は入っているか
この6項目です。
1から5までの項目は自分でチェックできると思います。
お子様の通学路など、結構危ない箇所もあると思います。
地震はいつ起こるか本当にわかりません。
痛ましい事故が起きる前に予防する事が大切。
危ない塀があったら、近寄らない、直ぐに通り過ぎる事も重要です。
私は職業柄、ブロック塀にはかなり敏感なので、子どもの通学路で危ないところがあったりしたら「ここは早足で通り抜けるように」と教え込んでいます。