家の宅盤へ上がる階段は2か所。一か所は自分で自作したい!
今日のお話は階段についてです。
我が家は駐車スペースと宅盤(お家の基礎がある高さ)が違っています。
その為、家に入るためには階段を作らなければいけません。
玄関に行く方の階段は毎日使うため、しっかりとした階段が必要です。
ここは私が、年を取っておじいさんになっても使うところなので歩きやすさが肝心。
子供もまだ小さいし。
しかし、パースで赤で囲った部分の階段については日常使うものではありません。
もちろん、ここにしっかりとしたものを作ってもよいのですが、しっかりしたものはやはりかっちりしてしまう。
何となく自然の雰囲気を残したかったので、最初の計画からここは天然石を使った階段が良いなと思っていました。
天然石を使った階段を作るために必要なのはやはり石。
よく見るのはこういった大きな石で一つの段差を作っていく方法。
最初はこの方法で作ろうと思っていたのですが、自分で作るとなるとこれ結構大変なんです。
「自分で作る=一人」ですから、これだけの大きな石を一人で持ち上げたり調整をしなければいけません。
そして、更に法面。
基本的には下から順番に積んでいきますが、上に行くにつれてどんどんと大変になっていきます。
こうした石段作りはやっぱり、人の手があって手伝ってもらえるか、ユニック車などで石を吊りながら作業が行えることが重要。
また、この大きさの石を自分の車(リーフ)に積んで持ってこなけりゃいけませんから、それもかなり大変。
だったら、あの方法だ!とおもって思い切ってドライストーンウオーリングをしてみることにしました。
石を積み上げるだけでできる憧れのドライストーンウオーリング
これは弊社事務所のドライストーンウオーリングの石積み花壇です。
石はイギリス産のコッツウォルドストーン。
これを日本のドライストーンウオーリング第一人者の神谷さんに積んでもらいました。
いやあ、素敵。
もちろん事務所なのでほぼ毎日見るのですが、見飽きませんね。
更にほしくなっちゃう。
これがドライストーンウオーリングの魅力!!!
今回は、これを自分で作りたい!ということで毎日少しづつですが積んでいきました。
しびれる格好良さ!
この表情を少しでも自宅に入れたかったので頑張ってみました。
でも、やはり難しいですねえ。
というか、石が削れない。
ドライストーンウオーリングはしっかりと積んでいくために石の凹凸を調整するのが大切だと思うのですが、これが素人の私ではできない。
というか、道具がないし時間がない。
そこで、職人時代に培った普通の石積み技術と組み合わせて階段を積んでいきました。
もうこれ、ほぼ完成ですね。
こうした石積み階段で最も大切な事。それは、「乗った時にガタガタしない事」。
これに尽きます。
もちろん、一つの石で作ってしまったほうがそれは簡単ですが、今回はドライストーンウオーリング。
結構大変でした。
でも、ガタガタせずに作ることができました。
結構自分的には満足の行く出来栄え。
大変でしたが、楽しかった~。
ドライストーンウオーリングの良いところは、モルタル使わないからきれいに仕事ができることですね。
そして、気に入らなくなったら解体も簡単。モルタル使ってないから直ぐ再使用可能。
なんてエコなんだ!作ってみてわかる良さもあるんですね。