ポストとインターホンは建物に元々ついている
今回表札をつけさせていただいたのは建物すべてタイル張りの素敵な外観を持つお家。
上の写真はまだ建物の施工途中なのですが、赤い星印で囲ってある部分を見てもらうとここには既にインターホンと宅配ボックス兼ポストがありました。
この場合、あとエクステリアで必要なものは一つ。それは表札です。
もちろん、ここでお家の壁につけるというのも一つの方法なのですが、それでは奥まっていて中々見えません。
上の写真で鉄筋がにょきにょきと出ている部分があると思うのですが、ここは建物で作るレンガの壁。
レンガの壁にただ貼り付けるならば、構造をいじらず取り付け可能なのですがそれでは落下やずれなどの施工上の問題が発生する可能性があります。
また、先ほども申し上げたように建物本体に表札をつけるのも、ハウスメーカーさんは嫌がります。もちろん保障の問題なども出てきますし、気密性にも関係してくる可能性がある。
正直申し上げて、建物本体に表札をつけるというのは外構の方面からも、建物建築の方面からもあまりお勧めできない取付場所です。
であれば、表札のためにわざわざ新しく壁を作るという選択肢も見えてくるのですが、完成する建物の形やデザインを見てもそれは全くお勧めできない。
今回のようにお家のデザインが素敵で、何もいじらなくても素敵になる場合は植木一本植えておけば本当に素敵になります。
こうなると、選択肢は「大きくて格好いい表札を建てる」。
これになります。
最初から錆びた「コルテン鋼製」の表札
今回チョイスしたのはこちらの表札。美濃クラフトさんのPZ-3です。
お値段も結構しますが、どうです!この存在感!
このPauzeシリーズは錆で錆を防ぐというもので、カタログによると「数年の間に緻密な保護性の錆が徐々に形成され、年を経るごとに味わい深い『さ美』色へと表情を変えていく」とのこと。
これは存在感あるなあ・・・
周りの鋼は錆びさせて、表札自体はステンレスなので錆びない。
表札と背景の色が違うのでくっきりと名前が浮き上がってきます。
以前も使ったことあったのですが、すごい存在感です。
空間が締まるとはまさしくこういうことだなあと感じます。
素敵な表札を作らせていただきましてありがとうございました。
また、施工例も紹介しますのでお楽しみに!
以上、今日も良いブログが書けました!皆様のお陰です。ありがとうございました!!!