Before 外観はスタイリッシュな3連窓が特徴的なアイ・スマート
今回は東郷町で工事させていただいた一条工務店さんのお家のエクステリアの紹介です。
Beforeは外構施工前の写真です。
お家は南に面していて1階の大きな掃き出し窓と2回の3連窓、半透明のポリカ素材のベランダが特徴的なデザイン。一条工務店さんのアイスマートらしく全面タイル張りの豪華な外観でうす。
今回デザインするにあたり考えたのは大きな掃き出し窓の目隠。そして特徴的な3連窓のデザインをどうやって外構にいかしていくかでした。
After 植栽で目隠ししながらシンボリックな門塀を作る
まずは1階の窓の目隠しですが、1階の窓のは殆どの場合かなりの高さの目隠しを作らないと目隠しできない場合が多いです。
理由としては地盤の高さが上がっているのと1階の床の高さが上がっていることが問題。
これはもちろんケースバイケースですが家の中に座っている時に目隠しできても立ってるときは目隠しできないことが殆どになります。
そんな時も植栽ならば安心。簡単に高さが出せて見た目も奇麗なので私はよく使います。
今回は特徴的な門塀に合わせる重要な植栽としてイロハモミジを選択。
もちろんこれが目隠しにもなっていますので一石二鳥です。
門塀のデザインは2階の3連窓に合わせて、3連のポリカーボネートをブロック造塀と合わせてデザイン。
デザインの反復とテラスに使ってあるポリカとの素材の反復が家と外構を一つのものに見せる役割を担います。
また、デザインをするときには色も重要な役割を果たします。
今回気を付けたのは3色。
壁に使ってあるホワイトとグレーの外壁に合わせて門塀にはホワイトをそして階段のレンガにグレーを使用してます。
基本的に全体の色のバランスはベースカラーとサブカラーの2色が基本です。
今回でいうとホワイトとグレーですね。このバランスにも美しいバランスがありますのでそこを押さえた後、他の色をアクセント程度に納めていくと全体的に美しい空間になります。
門塀は全体でみると結構大きいです。
今回は門塀の間にポリカのアクセントを加えているのでバランスがとても大切。
何度も何度も書き直して、全体のバランスを常に考えながら、門塀自体のデザインバランスを決め、納まりと仕様を決定していきます。
今回白い門塀部分はブロックで作っているので当然控え壁が必要になります。
控え壁とはブロックで高さ1.2m以上のものを作るときに必要になる支えるための壁の事で法律で定められています。
正直、この控え壁のせいでデザインの幅が大きく制限されますが、そこは腕の見せ所。
今まで、沢山の壁をデザインしてきていますので、この控え壁をいかにデザインに使い使えるものにしていくのかを考えます。
今回は控え壁の裏を植栽スペースにしてあります。
壁の裏には駐車スペースから抜けていけるように洗い出しコンクリート仕上げでアプローチが作ってあります。
このアプローチと門塀の間に植栽スペースを設けているので毎日歩くときに緑を見ながら歩くことができます。
また、控え壁はポストとインターフォンをつけるための壁にもなっているので、ただ壁を支えるための壁にするのではなく、しっかりと役割を持たせてあげるとよいと思います。
全体のバランスとしては非常に美しいおさまりになったと思います!
U様の本当にありがとうございました!
以上、今日も良いブログが書けました!皆様のお陰です。ありがとうございました!!!