インターロッキングブロック嫌い
今回はカタログを見ていて発見した舗装材のお話です。
実は私、上の写真のような舗装材が嫌いです。インターロッキングブロックと呼ばれるコンクリートレンガを地面に並べて舗装するものです。
実はこれが嫌いについては以前、こちらのブログ【私は使わない】インターロッキングブロックを駐車場で使わない理由 2020-11-19
でお話してありますので、簡単に説明すると「値段が高い上にそれほど素敵じゃない」からです。
値段が高くなる理由は、その強度を保つため。
インターロッキングブロックでは一般的にはこのような仕様で工事をすることが標準的であると思います。
見て頂ければわかると思うのですが、インターロッキングブロックの下に100mmの厚みでコンクリートがしっかりと施工されている。
この上にインターロッキングをするとなると、本当にお化粧としての意味しかなくなります。
だったらもう少しお金を追加して素材自体が長持ちするような天然石とか使いたいな・・・とデザイナーの私は思ってしまうのです。
この理由から駐車場にインターロッキングブロックを使うということは今まで全くしてきませんでした。
あ、アプローチでは使うこともありますよ!最近は一見しただけではコンクリートなのかわからないような非常に良い素材も出てきていますので使用頻度は上がっています。
そんな私でしたが本日、東洋工業さんのカタログを見ていてびっくり仰天!
下地コンクリート不要の駐車場用のインターロッキングブロックが出ているではないですか!
ワンユニオンペイブは下地コンクリート不要!掘るのも少なくて済む!
これがワンユニオンペイブの説明です。
一つのペイビング(舗装材)に800Kg乗っても凹凸が破損しないと書いてあります。
その理由は面で支えるから。全部のペイビングがつながることによって強度を出すという構造なんですね。
それにしても800キロってすごい。
因みに車って重さ何キロくらいなんでしょうか?
トヨタプリウスで1320~1460キロと出ていましたから、仮に4本のタイヤに均等に荷重がかかるとしたら4で割って大体350キロくらい。
800キロならば余裕で耐えられるはずですね。
一般的な乗用車で重いものって何だろう?
ランクルだと2560キロと出ましたので、タイヤ1本あたり640キロ。
まだいけます!
そして注目したいのがその構造。
本当にコンクリートは不要のようです。
これはすごい。
もしかしたら、知らなかったの私だけ?
そう思ってユニソンさん調べてみたら、同じような製品はありましたが何故かクラッシャランの厚みが全く違う。
なぜかユニソンさんは東洋工業よりも100㎜も余分に掘削をしなければいけません。
例えば3×6m一台用の駐車スペースだと約2.3㎥余分に土が出てきますので正直値段もばかになりません。
そして注目したいのが透水性を持たせてあるという事。
水たまりができにくく歩行性が高くなる。
これは私が押しているドライテックにも通ずる性能ですが、ドライテックにはない、「施工完了後すぐに使用可能」というすごいおまけがついてきます。
コンクリート工事は普通の金鏝仕上げでもドライテックでもなんでもそうですが、必ず強度を出すための養生期間が必要になります。
期間として1週間。
施工後すぐ車が入れられる舗装スペースは本当にすごい!
私の常識がぶち壊されました!!
価格的にはさすがにコンクリートと比べたら勝てませんが、1.5~2倍くらいでおさまりそうです。
これが、もし養生期間に支払う駐車場代との差額があるなら採用の可能性はもっと高くなるはず。
あとは見た目ですね。
このユニオンワンペイブにはレンガ敷きという敷き方もあるので、普通のコンクリートだと見た目がちょっとという方や、もしかしたらタイヤ痕が気になる方にもいいかもしれません(写真だけなのでタイヤ痕が付きにくい性能があるのかはわかりませんが)。
これはもっと追及していきたい素材ですね。
良い発見ができてツイてます!!!
以上、今日も良いブログが書けました!皆様のお陰です。ありがとうございました!!!