本場のドライストーンウオーリング素敵!
今日のお話はイギリスで見つけた石積みのお話。
モルタルや接着剤を使わずに積んでいく、イギリスの伝統的な石積みの方法です。
ドライストーンウオーリングは特殊な積み方なので誰にでもできるわけではなく、イギリスに行って修行されてた神谷造園さんに作って頂いています。
そういえば、神谷さんと私。ちょうど同じころにイギリスに行っていたんです。
でも、イギリスでは出会わなかったんですよね。
それが、日本の愛知県で劇的に出会う。
何ですかね。面白い運命です。
そのころの写真を見返していたらすごい素敵な写真がゴロゴロとありましたので、今日はそのご紹介。
私、ガーデンドクター柴ちゃんがイギリスにいたのは2005年から2006年にかけて。
この写真は2006年の5月なので、もう16年も前か・・・
若いね・・・
クワトロ大尉でしたら「これが若さか・・・」と言ってしまうほど若い。
今日ご紹介するのはそのころの写真ですが、きっとコッツウォルズは今でも全く同じ姿をとどめているのではないでしょうか?
コロナが長引いて未だ海外に自由に行けない今、イギリスの妄想をするのもいいじゃありませんか!
素敵ですね。
これは多分ドライストーンウオーリングだと思うのですが、上に載っている石(カバーバンド)のところに土色の何かが見えます。
これはおそらくモルタル。
今思い出しましたが、イギリスのモルタルは砂に色がついているので日本の真砂土のような色をしています。
何故ここだけ?と思いますが、もしかしたら中にもモルタル詰まっているのか?
しかしよく見ると、石と石の間に植物の蔓の跡が見えます。
ということは石の中に値を伸ばすことができるはずなのでドライストーンウオーリングの可能性も高い。
ドライストーンウオーリングは中に石が詰まっていますので、植物にも優しい。
石の加工も人間が手作業でするので電気を使わない。
石自体はとても寿命の長い素材ですので、もし地震で崩れたりしても積みなおし可能。
究極のエコ工法ともいえます。
もう、おとぎ話レベルの写真です。
コッツウォルズで採れるコッツウォルドストーンははちみつ色で有名です。
もちろん、日本にも輸入されていて弊社の石積みはこれを使っています。
そういえば、はちみつと言えばクマのプーさんですが、クマのプーさんのアッシュウッドフォレストはまた別の場所。
実は私の会社がイースト・グリンステッドという場所にあり、そのすぐ近くだったのですが、ただの森だったな・・・
ちょっと話がそれましたが、コッツウォルズの実力はこんなもんじゃない。
改めてみるとすごいですね・・・
イギリスは本当に地震がないので、昔からある建物は昔からあるまま。
一度作ってしまえば簡単に崩れないので、木造より石やレンガ造りが選ばれます。
日本は住宅の耐用年数が何十年というレベルですが、私の住んでいたイギリスの家は築300年でした。
日本は江戸時代です。
でも、日本には世界最古の木造建築である法隆寺があります。
1300年も存在するというのはすごすぎますが、イギリスは石、日本は木なんでしょうね。
それぞれいいところがありますねえ。
私はどちらも好きなので、どちらも取り入れた素敵な庭や外構を作っていきたいと常々思っています!!!
以上、今日も良いブログが書けました!皆様のお陰です。ありがとうございました!!!