外構の階段で一般的なのはコンクリート下地の階段
今日は階段のお話です。
エクステリアを計画するときに多数のお家に作ることになる階段。
殆どの場合、コンクリートを使って下地を作り、石張りやタイル張りなどの仕上げを施すことが多いです。
どうしてこのような階段になるのか?その理由はもちろん耐久性にあります。
コンクリートはかなり固い素材で、中々壊れたりしません。
天然木は作る過程でビス止めしたりすることが多く、時間がたつと腐ったりしてガタガタしてくる。
「階段は段差を上る」という「ただあるく」とは違う動きをするので、転んだり躓いたりする危険が増えます。
そこに、階段自体が動いたりしたらさらに危険が増えてしまう。
そうなってくると、何が何でも安全な素材で長持ちさせたいというのが階段部分になるわけです。
しかし、コンクリートで作ろうとすると、当然コンクリートで埋め尽くすという事が起こります。
これは、面積、体積ともに大きな塊をこしらえることになり、見た目にも重い感じになる。
私の家ではこれを何とか軽くおしゃれに見せたいなと思い、「浮き階段」を取り入れるデザインにしました。
まずは浮き階段を浮かせるための基礎をコンクリートで作る
まずは浮き階段を作るための基礎を作るためのコンクリートを打設しました。
これがすべての基礎になりますね。
今回は浮き階段の素材に、コンクリートの板である「柵板」を使用しました。
構造的には
①一番下にコンクリート基礎
②柵板1枚
③柵板にレンガで足を作る
④柵板を2枚重ねてモルタルで固定
こんな感じです。
構造的にはもちろん、鉄筋、モルタルを使い壊れないように設計しています。
浮き階段を作るポイントはやはり浮遊感。
遠くから見ると、足で踏むところである「踏面」が浮いているように見えますね。
今はここに下草が茂り、更に浮いている感じが出ています。
お気に入りの階段ができました。
階段が出来上がると格段にアクセスが楽になります。
生活に欠かせないもの。
毎日見るところが素敵だと気分が上がりますよね!!!