Before 外構リフォーム前
名古屋市天白区で工事させていただきましたK様邸を紹介させていただきます。
こちらのお家は大きな外壁が素敵なデザインのお家で、そのスタイルからも「普通のハウスメーカーさんじゃないな」と感じる作り。
それもそのはず、建築家さんが設計した素敵なデザイナーズハウスでした。
しかしながらお家の完成時に出来ていた外構はとてもシンプルなもので、砕石敷きの駐車場にコンクリートのアプローチ。機能門柱と植栽で形を整えていましたので、生活するのにそれほど困るという事はなかったのですが、月日が流れるうちに駐車スペースの使い勝手や目線の問題などが気になってきたという事で外構リフォームを考えられていました。
幾つかの外構屋さんに相談に行かれたという事でしたが、最終的に弊社を選んでくださいました。
その理由は「他社さんとは全く違うものを提案してくれたから」とのことでした。
デザイナー冥利に尽きる一言を頂きまして本当に感謝いたします!
After 大きなモールテックスの壁が迎えるファサード
今回リフォームの中心となるのがこちらの門塀。
非常に高さのある壁で、私のお気に入りの新素材である「モールテックス」を使っています。
今回のモールテックスも本当に素敵に仕上がりました。
この仕上げの感覚は実際に見ないとわからないかもしれませんが、ものすごく素敵。
表札も壁もものすごく素敵です。
実は私の自宅もモールテックスの門塀と鋳物表札の組み合わせがありまして、それをご覧になったお客様から「できれば採用したい」というご要望がありましたので、何とか組み込めないかと全体のデザインを考えました。
やっぱり素敵だわ~。
でも、モールテックス本当に大変なんですよね・・・もうこれが最後かも。
いや、きっと使ってしまうな。
全体を見てもらうとわかると思いますが、お家の壁面の大きさがかなり大きい。
この大きさとバランスを取ろうと思うと、結構なボリュームの壁が必要になります。
今回は、壁とフェンスとをうまく組み合わせて全体的に一つの作品になるよう心掛けてデザインをしました。
今回生活の質を上げるために必要だたものの一つにサイクルポートがありました。
やっぱり、自転車に屋根が欲しいという事で選んだのはLIXILのサイクルポートSC。
シンプルなラインが本当に素敵で、ナチュラルシルバーの色も外壁にあっています。
また、こちらのすぐ裏には壁が一部デザイン的にへこんだところがあったので、このへこみのデザインを殺さないように、そしてサイクルポートを持ってくることで逆に強調できるように
デザインしています。
夜の表情がこちらです。
既存のアプローチがあったので、ライティングにも工夫が要りましたが、やっぱりあると素敵になりますよね。
今回のデザインコンセプトは
「建築の素敵さを引き出し生活の質を上げるアーキテクトエクステリア」
アーキテクトエクステリアとは私が作った造語ですが、「建築家さんがそのまま続けて作ったらどうやってデザインしたか」を妄想して考えました。
駐車場、目隠し、ライティング、植栽。
どれをとっても、すごく素敵になったなと思います。
K様本当にありがとうございました!