人工芝には目砂を入れるといろいろなメリットとデメリットが出る
今日は人工芝についてのお話です。
弊社ではよく人工芝の施工をさせて頂きます。
先日もお庭は好きだけど、あまりにも広くて雑草の処理が追い付かないというお客様のお家で人工芝を施工させていただきました。
思えば、私もこちらの「庭に高品質な人工芝をはる方法 2015-1-21」というブログを書いて既に7年。同じ方法でずっと施工をさせて頂いておりますが、人工芝の最後の仕上げである目砂を入れずに施工をしている施工店さんもあるのだなと知ったので、今回は目砂のお話です。
私は上の写真の様に殆どの場合人工芝施工の仕上げで目砂を入れさせてもらっています。
一般的に珪砂(けいしゃ)と呼ばれるもので、天然のものや花崗岩を砕いて作ったものなどがあります。
純度の高いものはガラスの材料になる物ですね。
このことからもわかるようにこの砂には養分が殆どありません。
土とは違うわけです。
土というのは基本的に養分を含みますので、草が生える。
人工芝には基本的にほとんど草は生えないと思いますが、生える場合もあります。
生えるときは大体人工芝の下から発生してくることが多いです。
下から生えた草が水抜きの穴から出てくるんですね。
このように人工芝の間から草が生えてくるときにお勧めなのは除草剤。
葉につけて根まで枯らすタイプのやつですね。
下手に草だけとれてしまうと、また生えてくるし草とるときに人工芝が盛り上がってしまう可能性もある。
ちょっと脱線しましたが、人工芝の上から草が生えてくることは殆どありません。
何故なら、上からまくのが珪砂だから。養分の無い砂だからですね。
珪砂を撒く理由は
・防草
・防風対策
・クッション性を上げる
・摩擦を減らす
・グリップ感を上げる
・人工芝の伸びや縮みを防ぐ
これくらいですかね。
色々と理由があります。
デメリットは
・足に砂が付く
・砂が水で流れる
・排水性が悪くなる可能性がある
こんな感じでしょうか。
よって、施工場所が例えばベランダとかデッキの上などでしたら砂を入れるのはおすすめしません。
ベランダだと雨が降って流れる先は雨樋ですよね。詰まる可能性大。
もっとも、その場合は目砂を入れないタイプの人工芝を貼ることも検討しなければいけませんね。
弊社ではこのように人工芝施工の後は目砂を入れています。
しかしながら、先ほどお伝えしたように目砂を入れないタイプの人工芝もありますのでそのあたりはよく確認して施工するのがおすすめです。
ホームセンターとかで売っている物はどうなんでしょうね・・・
お客様の中にはホームセンターで買ったものが2年でダメになるとおっしゃってられた方も・・・
確かに、人工芝のやり替え工事も最近多いような気がします。