広い敷地に角度をつけて建てられたお家
愛知県扶桑町でウェルネストホームさんの外構をさせていただきました。
今回のお家は敷地に対して斜めに振られた配置が特徴的。
一般的には道路と平行に家を建てることが多いのですが、敷地が広い場合はこのように角度をつけて配置するのもアリ。
道路は絶対に南北、東西に切られて計画されているわけではなく、意外とバラバラ。
自分の敷地がどの方位に向かって伸びていて道路が続いているのかなどをしっかりと把握することは重要です。
私は家の配置は家にとってもエクステリアにとってもかなり重要だと思っていますので、今回の様に普通と違う配置を見るとかなり興奮しますwww
しかしながら、間取りや方位などを考えると非常に理にかなった配置でハウスメーカーさんの設計力の高さを伺うことができました。
こうなってくると重要なのがエクステリアの設計。
普通と違うので普通のエクスエリアを作っていては使いにくくなってしまいます。
その為に必要なのは徹底した「お客様との話し合い」です。
これは全てのお客様に重要な事なのですが、話を聴くことは最も大切な事です。
ご家族構成、ライフスタイル、車の台数、自転車の台数、趣味・・・
聴くことは沢山ありますが、その情報をもとにゾーニング(どこに何を作るか)を決定していきます。
外構設計は正直ここで8割決まります。
今回の場合、重要になったのは駐車スペースの配置。
普通でしたら芝生のエリアに駐車スペースを2台分くらい作るというのがよくあるパターンですが、ヒアリングの結果不要に。
その代わりに玄関に近い所に駐車スペースを取り、その脇に洗い出し仕上げのアプローチを設計。
こうすることで駐車する場合に余裕をもって駐車できるのと、美しいアプローチのRのラインが強調できます。
そして今回もう一つ力を入れたのが門周り。
アプローチのRラインに沿って角柱と門袖一体型の門周りをデザインしました。
角柱だけだと全体のバランスで負けてしまいそうですが、そこに袖壁をつけることによってバランスを整え、将来バラが来た時の支えにもできます。
今回の門柱笠木はシンプルなモルタル二段笠木。
弊社ではもっと手の込んだ笠木を作ることもできますが、今回はお家のスタイルに合わせてシンプルにデザイン。
細かいところですが、こういうところで洋風を強調したりすると全体を決めるデザインになってしまうこともあるので、慎重に。
門柱の中には石調のボーダータイルを。
こちらも現地でお客様と一緒に決めたものです。
角柱本体の大きさや笠木の出幅、石調タイルをどれだけ埋め込んで笠木と幅をどれだけつけるか等、この角柱の中にも沢山のデザインが詰まっています。
本当はこの表札までお見せしたかった!
めちゃくちゃ格好良かったんですよね・・・・
T様素敵な外構を作らせていただきまして本当にありがとうございました!!!
以上、今日も良いブログが書けました!皆様のお陰です。ありがとうございました!!!