真夏は植えてはいけない
今年もちゃんとお彼岸時期にヒガンバナが開花しています。
植物の季節を感じるセンサーって本当に正確で凄いです。
植物に限らず昆虫や小動物もちゃんと時期が来ればその時期に合った行動をとる。
人間だけですね、こんなに感覚がないのは・・・
昔はもっと自然の中にいてこの感覚が研ぎ澄まされていたのかもしれませんが、今は真夏はクーラー、冬は暖房の中で平穏に過ごしている。
人間としてはありがたいですが、もっと感覚を研ぎ澄ませて自然災害や季節に対する感覚を養わないといけませんね。
慣用句で「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があります。
これ、本当に言葉の通りで、私が仕事上で最も重視している慣用句かもしれません。
理由は「植栽適正時期」。
実は私は「梅雨明け」~「秋分の日」までは植栽工事(植木を植える工事)をほとんどしません。梅雨時期はまだ大丈夫ですが、暑くなったらもう駄目。
植物の移植は植物にとってはかなりエネルギーを削られるイベント。
元々植わっているものの根を切って移動させてもう一度植えるんです。
人間だと絶対死ぬな・・・・
基本的に植栽に適した時期は冬場。
寒い時期は一般的に休眠期になり植木も「冬眠」します。
厳密には常緑樹は冬眠しているわけではないのですが、落葉樹は冬眠中。
寝ている間に動かされて起きたら別の場所なんて、人間だったらびっくりしてしまいますが・・・
今年も台風の被害がおおいし、天候がかなり不順で困った感じですが、やっと植栽の時期になってきました。
ヒガンバナがそれを教えてくれています。
やっぱり自然はすごいですね。もっと勉強したいです!さあどんどん植えていきますよ!