定期的な剪定は庭の寿命をのばす
2年前に完成したI様邸。お客様は尾張旭市で美容室をされておられますので、剪定工事の大切さも知っておられます。
植木の剪定は人間で言えば髪を切るのと同じ。
人間が一年も髪の毛を放っておいたらえらい事になりますが、剪定は大体年一。
本当は植木に合わせて年に何度も手を入れるのがベストなのですが、職人さんに入ってもらうのは金額もかかるため年に一度。いや、年に一度もやらない方の方が多いですが、本当はやった方がいいです。
下は弊社の剪定写真です。
見事にさっぱりと奇麗になりました。
弊社は今年は8月にしましたが、本当は植木に合わせてやるのがいい。
毎年、春の訪れを告げるミモザの木ですが花の終わった後すぐに剪定をしないと来年はもう花が咲きません。
来年も咲かないでしょうね・・・
私はお庭を作らせてもらう時、殆どの植栽を宿根草や多年草で行います。
こうすることで、年々植木が育ち、頻繁に植え替えを必要としなくなりますのでお手入れが少なくて済みます。
しかしながら、宿根草や多年草は1年に一度しか花をつけないものが多く、花の季節が終わると葉っぱだけが残る。
すると必然的に花は少なくなってしまいます。
そこで、登場するのが一年草や旬の草花です。
今、園芸店で花の咲いている物をお手入れのあと、すっきりとした空間に入れてあげることで緑の量も確保できて、花も楽しめる。
長く楽しむにはもちろん、花柄摘みなどをしっかりとやっておく必要がありますが、それさえすれば長い間花を楽しむことができます。
全体的にすっきりとしたのがわかりますでしょうか。
暗くなってライトが光ってしまいましたが、右側の下草の量はまるで違います。
こうすることで季節を感じられる美しい庭になります。
これからの季節だと、パンジー、ビオラ、ガーデンシクラメンなど冬真っ盛りの時期でも楽しめるものも沢山お花屋さんに並んでいました。
あと、剪定工事は背の高い木や低木などの健康状態をチェックすることもできます。
お医者さんの触診と同じですが、やっぱり触ってわかることもあります。
虫がいれば職人さんは刺されることもある。
そうすると、ああいるなってわかります。
大体、葉っぱ見るだけでわかりますが・・・
そうした場合は、剪定をした後に消毒や施肥をすることもできます。
こうすることで、植木の健康状態をみられる。
この行為は植木自体の寿命を延ばしますし、常に美しい状態を保つ手助けになる。
お庭のお手入れは必須です。
お庭も人間と同じ生きている植物で出来ていますからね。