アプローチに求められるのは歩きやすさ
エクステリアでアプローチと言えば玄関までの道のりの事。
玄関出てすぐ駐車場でアプローチが無いというお宅もあると思いますが、愛知県では結構敷地面積の広い家が多いので、駐車場を2台分取ってさらにアプローチを作るという家が少なくありません。
アプローチでに求められる最も大切なものは「歩きやすさ」。
毎日歩く家までの道のりになりますので歩きやすいことが何より大切です。
そこで、一般的には舗装されることが多い。
もちろん、舗装と言えばコンクリート。
ですが、それだけでは少々味気ない。
その為、天然石を貼ったりレンガで舗装したりすることが多いのですが、今回は洋風のお家にスポットを当てて、どんなものが洋風のお家に合うのかを検証してみたいと思います。
天然石 乱形石による乱張り
こちらは天然石を貼っているパターン。
天然石も石の形によって随分と雰囲気が変わります。
上の写真は乱形石の乱張りです。
日本にも乱張りの仕上げは存在ますが、洋風の乱形石張はあまりきっちり貼らない方が雰囲気出ますね。乱形石も素材や色によって様々な表情が出ます。
こちらは乱形石でも黄色や茶色が混じったミックス色。
洋風の家は白などの明るめの色のお家が多いので、明るくしたいなと思うようなときはこのような色を選んでも素敵になるかなとおもいます。
天然石 方形石も大きさ色々
こちらは短冊状にカットしてある方形石。
石の種類はインド砂岩。私はこのように長さがバラバラの方形石を目地が通らないようにしながら貼っていくのが結構好きです。
こうするとアプローチに抑揚が付けられるし、隙間に下草が植えられるのでより自然な感じのアプローチを作ることができます。
天然石 アンティーク物
こちらはヨーロッパの石畳を輸入したものでベルギーからのもの。
大きさはバラバラで、目地のとり方なども結構慎重にしないとあまりきれいになりません。
この石は本当に素敵ですよね。
しかしながら、かなりお値段は高めなのでポイントを絞って使わないと結構凄い額になります。
天然石 ピンコロ石のような正方形の石
こちらは正方形の石をアプローチで使っているパターンです。
これも素敵ですよね。
でも、正直かなりお金がかかります。
石も高いし、一つ一つ貼ってい行くのが手間がかかる。
ここぞという時に使っていきたい仕上げです。
床にレンガを敷き詰めるアプローチ
レンガも雰囲気ある仕上げに出来る方法です。
今回の写真はアンティークのレンガを使ってのアプローチ貼り。
アンティーク物だとやはり自然な雰囲気が出やすいので、植木や洋風のテイストにも合うと思います。
もちろん、奇麗なレンガを使って作ることもできます。
こちらはアンティークではなく新品のレンガですが、アンティーク風に作ったレンガ。
レンガは土を焼いた天然ものとコンクリートに色粉を入れて固めた「コンクリートレンガ」があります。
私は以前はあまりコンクリートレンガを床に使う事はしませんでした。
理由は質感がちょっと・・・というものが多かったから。
いわゆるインターロッキングブロックというやつですね。
凄く統一感のある質感。
歩道とか?そんな感じの画一的な感じが一般住宅には合わないので、嫌いでした。
しかしながら、最近はすごく質感が上がってきている。
こちらはユニソンさんのカッシア。
レンガ目地のパターンもバラバラで、色もバラバラ。
天然石に近い雰囲気を出すことができます。
このレンガの良いところはインターロッキングの良さも含んでいるという事。
施工性が高いんですね。
また、人が歩くだけならば下地もしかりとコンクリートを打つ必要がないのでコストカットもできる。
写真のようなモダンな洋風外構にもピッタリとマッチする仕上がりです。
今日はいろいろな洋風外構に合うアプローチ仕上げについてお届けしました。