渋柿はなぜ干したら甘くなるのか?
今日は初めて干し柿を作ったお話です。
先日、ご近所さんから渋柿を頂きました。
とても形の良い柿で、お庭になっている物を切って頂いたそうです。
ありがたや。
渋柿って手に入れることあまりないですよね。
本当に渋いのかな?と思って、作っている最中に皮をなめてみましたが、ガッツリ渋い。
子供達も味わってみたいという事だったので食べさせてみましたが、しっかり渋くて面白い顔しておりました。
渋柿って何で干すと甘くなるんでしょうね?
調べてみたところ、元々は渋みのもとであるタンニンというのが含まれる柿が渋柿だそうですが、干すことによってこの渋みが抜けて甘みだけがのこる。
というのが原理だそうです。
実は渋柿は糖度が普通の柿の倍くらいあって、渋が抜けるとさらに倍とものすごく甘くなるんですね。
渋柿って、食べると本当に甘いですもんね。
さあ、レッツクッキング!
まず最初は渋柿の皮を剥きます。
初めて渋柿の皮を剥いてみましたが、普通の甘がきと比べて剥きやすい気がしました。
柿の熟し具合によるのかもしれませんが、柿って結構ぬめぬめしていますよね?
いつも剥く度に危ないなと感じていたのですが、渋柿はそれが無かった。
もしかして渋み成分が助けてる?
剥いていると実の周りに白い灰汁の様な感じのものが出てきます。これ多分渋みだなあ。
剥き終わったら柿をひもで2個いちになるように縛っていきます。
今回はビニールひもでやりました。
ビニールひもはどこのご家庭にもありますもんね。
二つに一つで縛ったのは干しやすいからです。
干す場所は洗濯物を干す物干しにしようと思ったので、物干しざおに紐の真ん中をかければOK。
紐がしばれたら、次が最も重要な工程です。
沸騰したお湯につけて殺菌します。
殺菌時間は5秒。
ネットで検索したレシピでしたのでなぜ五秒かは知りませんが、表面の菌を殺菌するだけで良いという事ではないでしょうか?
中は渋柿の渋成分ががっちりきいているから?
動画では子供たちがカウントしてくれたんですが、更にちょっとつけちゃった!
何となく伸ばしたくなってしまった。
これで準備万端。
あとは物干しに干すだけです。
これで完璧にできあがり!と言いたいところですが、そうではありません。
この後、1週間後に表面をもむというお仕事があり、更に1週間後にもう一度もむ。
あと、2週間は出来上がらないという事です。
さらに、雨に当たるとカビが発生するそうなので、そのあたりの管理も重要。
明日は雨の予報なので、今晩から家の中に避難させなければいけません。
中々手のかかる子だわ!
今後も続報をお伝えしないといけませんね。
ああ、楽しみだあ。