英名:Japanese Allspice、Winter Sweet 原産国:中国原産
落葉性低木と図鑑には分類されていましたが、3.5mくらいまで成長するので
日本では高木になってしまうかもしれません。
ロウバイの特徴はなんと言ってもその芳香。
WEBでは伝えられませんが、ものすごく良い香りがします。
今の時期に黄色い花が咲くと同時に、気品高い甘い香りが漂ってきます。
ロウバイの名前の由来は、花弁が蝋で固められているかのような質感なのでロウバイだと記憶していましたが、
調べてみると陰暦の12月が(ろうつき)と呼ばれていたらしく、この時期に咲く梅に似た花だから『ロウバイ』という
説もあるみたいです。
1月頃に花が咲く植木は少ないので、お庭の植木としては貴重な存在です。
植木職人達はこの香りがすると、「ああ、もう直ぐ寒い冬も終わり、春が来るなあ。嬉しいなあ。もう少し頑張るか!」
と言う気分になり、頑張ります(私だけかもしれませんが・・・)。
夏のロウバイは、葉っぱももさもさしてそれほど美しくありませんが、花の咲く時期は最高です。
この時期の為に植えたい植物。
日本では殆ど見かけませんが、ロウバイには常緑の種類があります。
上の写真は、イギリスのBirmingham Botanic Gardenで見つけた常緑のロウバイ。
そのときまで、存在すら知らなかったのでイギリスで相当びっくりしたのを覚えています。
樹形がそれほどキレイではないので、メインツリーになるような植木ではありませんが
四季を感じるにはとても良い植木だと思います。
枝を切って、室内に飾ればとても上品で素敵。
香りのある花が好きな方におすすめな植木です。