一条工務店で建築をされたU様からご依頼を頂きましてエクステリアを工事させていただきました。
今回のデザインの一番のポイントは門塀です。
この門塀はエクステリアで最も目立つ存在。
この門塀をお家のデザインにあわせる事で全体の統一感を出しています。
その手法は『反復』。デザインの手法の一つで、同じ物をもう一度使うと言う事。
今回の場合は、この家のデザインを決めている重要な要素である2階の三連窓のデザインを反復しています。
門塀に使われた特徴的なポリカーボネートの部分が、三連窓のデザインに反復する部分になります。
また、I-smartのお家に特徴的なのがベランダの半透明な立ち上がり部分。
この部分の素材を三連窓のデザインの部分に取り入れる事で、ガラスよりも安価なポリカでのデザインが可能になりました。まさに良い所取りです。
また、この部分に大きな壁をつくる事で、目の前の道路からの目線を隠すのにも一役かっています。
また、この大きな壁の裏は洗い出し仕上げのコンクリート舗装。
舗装は駐車場からの導線をしっかりと確保するため。
仕上げも洗い出しなので、デザインが固くなりすぎず、お庭の一部のような感じでしかりと役割を果たします。
そして、その脇にはレンガ敷があります。
これは人間のショートカットしたくなる心理を理解した上でデザインした物で、玄関へのアプローチへ繋がる導線と、
駐車場から家へ戻る時の導線を考えてデザインしています。
この部分は別の素材(レンガ)を使い、あえてランダムなデザインをする事で全体的に柔らかい、植栽とマッチする雰囲気を作り出しています。
今回カーポートに採用したのは、YKKさんのエフルージュツイン。
2台用のフラット屋根のカーポートです。
このようなデザインだと、直線を基調としたお家のデザインにぴったりと合い、色も家で使われているサッシの色と合わせる事で、全体的に統一感を持たせています。
門塀の前に植えた植栽はイロハモミジ。ガーデンドクター柴ちゃんが大好きな植木です。
新緑の緑も美しいし、紅葉も格別。
最近は大きい植栽ばかりを植えさせて頂いていますが、今回も4m級の大きなイロハモミジを入れて頂きました。
これには、目隠しの他にもう一つ「カーポートの存在感を和らげる」という理由があります。
カーポートよりも背の高いイロハモミジはその存在感で空間を和らげてくれます。
今回のような2台分のカーポートというのは大きさからかなり目立って来ます。
それを和らげてくれるのはやはり背の高い植木。
今回も株立ちのイロハモミジが全体をまとめあげてくれました。
モダンだけれども、どこか暖かい雰囲気のするえくすてりあが出来上がりました!
U・R様本当にありがとうございました!!!